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日向坂46、初めての紅白歌合戦でハッピーオーラ届ける

 日向坂46が第70回NHK紅白歌合戦のステージで笑顔弾ける“ハッピーオーラ”全開のパフォーマンスを披露した。
日向坂46

写真は31日のリハーサル時

 彼女たちは紅白でも披露した「キュン」で今年の3月にデビューして以来、「ドレミソラシド」「こんなに好きになっちゃっていいの?」とシングルをリリース。なんと’20年12月には東京ドームでのコンサートも決まっているくらい加速度的に成長しているアイドルグループだ。こう書くと順風満帆に思えるが、そうではない過去も彼女たちにはある。    元々、けやき坂46(ひながなけやき)が改名して誕生した日向坂46。前身のひらがなけやき時代は、別でライブツアーを行ったり、アルバムデビューを果たすという独自の活動はあったものの、シングルの発売はなく欅坂46のカップリングを歌うアンダーグループ的な存在だった。  その始まりも欅坂46を卒業した長濱ねるが加入する際に作られた名称で、あくまで欅坂46の大きな枠組みの一部といったイメージも強かった。そして、長濱ねるも欅坂46との兼任が大変になり、ひらがなけやきではなく、欅坂46のメンバーとして専任することとなった。当時ツアー中だったメンバーたちには相当な動揺があるように見えた。そんな状況を乗り越えながらそれでも前に進み続け、その明るく楽しいステージの雰囲気から“ハッピーオーラ”という代名詞もえた彼女たちだったが正直晴れない思いがあったのは間違いないだろう。  欅坂46のシングル表題曲に参加しないひらがなけやきは、欅坂46が紅白に出場しても一緒に出演するという機会もなかった。彼女たちからすれば紅白の舞台というのは、夢のまた夢の場所だったのだ。念願のステージをやり遂げた彼女たち。令和のアイドルシーンでもハッピーオーラをこれからも放ち続けるよう期待したい。 取材・文・撮影/八木康晴(本誌) 撮影/山田耕司(本誌)
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