ウラ話も満載の監督ロングインタビュー!
日向坂46ドキュメンタリー映画
『3年目のデビュー』特集 

日向坂46ドキュメンタリー映画 『3年目のデビュー』
1月20日(水)ブルーレイ&DVD発売
ブルーレイ 9000円+税、DVD 8000円+税

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日向坂46初のドキュメンタリーがついにパッケージ化!
監督のインタビューでそのウラ側をひも解く!

何かと暗いニュースも多かった2020年も終わり、いよいよ始まった2021年。この年末年始、歌番組にバラエティ番組にと、彼女たちの姿を目にした人は多かったのではないだろうか。“日向坂46”。乃木坂46欅坂46(現・櫻坂46)に続く坂道シリーズとして生まれた女性アイドルグループだ。

さまざまなシーンで魅力を振りまいている彼女たちだが、実は彼女たちのこれまでの“あゆみ”は涙、涙の連続だった。そんな裏側をつぶさに捉え、劇場公開時には「エモすぎる!」と話題になったドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』が、いよいよブルーレイ&DVDで発売に。

本特集では、その仕掛人である竹中優介監督に直撃インタビューを敢行! “おひさま”(=日向坂46ファンの通称)はもちろん、「最近日向坂46が気になる」という人も要チェックです!

デビュー後、紅白歌合戦にも2年連続出場し、勢いが増すばかりの日向坂46。明るくて、さわやかで可愛らしくて、つねにフレッシュな魅力を持つ彼女たちだが、知るほどに感じるのは“深み”。欅坂46アンダーグループ、ひらがなけやきとして活動した3年間。その後新たな出発として選んだ改名、そして飛躍。それまでの苦悩や決意、メンバーの絆を描いた映画『日向坂46ドキュメンタリー映画 3年目のデビュー』が、ついに映像化する。その撮影秘話を竹中優介監督にたっぷりと聞いた。

誰かが困っていたら誰かが駆け寄る
動物的なレーダーで全員を思いやるメンバーたち

── ドキュメンタリーを観ていて、思わず泣いてしまいました。監督は撮影している間、どのような気持ちでカメラを回していたのでしょうか。

竹中 何度も泣いています(笑)。手が震えるのを我慢しながら撮影したり、メンバーが辛くて泣いているときは一緒に辛くなりますし、感動して泣いているときは、カメラを持っていない手でガッツポーズをしたりしていて…(笑)。一緒にいればいるほど、応援したくなるのはもちろん、良さを伝えたいと思える子たちなんですよね。

それに、“また一緒にお仕事がしたい”と思えるグループなんです。ドキュメンタリーって、取材対象者を大事に思わないと成立しないと思っているんです。だからこそ、そう思える人たちしか、撮らないし、受けないと決めているんですよ。

── そのアンテナに引っかかったんですね。

竹中 そうですね。日向坂46さんは、ひらがなけやきの頃から気になっていて、ものすごく惹かれるものがあったので、受けさせてもらいました。

結果的に、日向坂46のことがめちゃくちゃ好きになれたんです。こんなにもドキュメンタリーを撮影していて幸せなことはないですね。友情、愛情とかそういう想いではなく、純粋に“幸せになってほしい”と思えるような応援の気持ちが生まれてきたんです。

── アイドルを応援するうえで、“幸せになってほしい”というのは無償の愛ですよね。親心に近いと思うんです。

竹中 本当にそう思います。実はこの映画のもうひとつのコンセプトは、“観た人が幸せになって帰る”ということ。だから終わり方も希望を感じさせるものにしたんです。

もちろん、つらいこともあるし、感動することもあるけれど、最終的にみんなで“明日からも頑張ろう”という映画にしたかったんです。実際に映画もロングランとなり、多くの人からもそういったコメントをいただけたことは、本当に嬉しいですね。

── ひらがなけやきの期間を描くのを最小限にしつつ、日向坂46に焦点を当てているところに、今後、さらに飛翔するだろう日向坂46を表現しているようで感動しました。

竹中 実は、作る前に、ひらがなけやき時代をメインで作った方が良いんじゃないかという話もあったんです。でも、これからのこの子たちを応援したかったので、そういった決断をしました。完成した今、正解だったと思っています。

── 監督が思う、日向坂46の“エモい”ところはどんなところだと思いますか?

竹中 ある程度の人数が集まると、合う人、合わない人がいるのは当たり前だと思うんです。でも、彼女たちは本当に仲が良いんですよ。普段一緒にいるときの表情から、本当に自然に、強い絆を感じるんです。

最初は、それをメインテーマにするのははっきり言ってベタだなって思ったんですが、結論として、“これしかない”と思ったんです。誰かが落ち込んでいたら誰かが駆け寄るし、困っていたら誰かが助ける。そういう動物的なレーダーがお互い察知し合っているとしか思えないくらい、全員が全員の気持ちを思いやるんです。こんな部活に居られたら幸せだなって思うところが“エモい”グループなんですよ。

なので、ラストカットは全員で終わるということは、絶対に決めていて。意地でも曲げたくなかったんです。だって、全員で日向坂46ですから。グループって、目立つ人と目立たない人がいるのが当たり前になってしまうと思うんですが、このグループは、誰が何と言おうと、全員で日向坂46なんです。

── それは映画を観ていて、本当に感じました。

竹中 誰かに縦軸のストーリーを背負わせていくのって、ドキュメンタリーで群像劇を描くには一番ラクな方法なんですよね。そこをあえて無視したんです。そうすることで観やすさはなくなってしまうかもしれないですが、それは日向坂46の本質ではないんです。全員が素敵で、全員がお互いを支え合っているからこそ、日向坂46なんです。

── だからこそ、横一列で並ぶシーンがすごく多いんですね。さらに、スキャンダルなどのショッキングなシーンも目をそらすことなく描かれていて驚きました。

竹中 深刻なシーンも僕がカメラを回していました。ずっと、本当にずっとカメラを回しているからこそ、僕がスタッフとして同化することができて、違和感なく素の表情を見せてくれていたんです。

ひとつ、卒業していく子に、何も言わず1期生が駆け寄って抱きしめるシーンがあるんです。あんな台本みたいな展開、僕が視聴者なら「台本だ!」って思うかもしれないですが、本当にリアルなんですよ。それが彼女たちなんですよね。

── 長濱ねるさんのこともしっかりと描かれていますよね。

竹中 長濱さんのことはしっかり描くけれど、描きすぎないようにしました。日向坂46って、長濱さんがいなくなって、残されたみんなが踏ん張った部分が大きいんです。そこは大事にしました。

日向坂46ドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』

1月20日(水)発売
ブルーレイ豪華版 9000円+税
DVD豪華版 8000円+税

【収録内容】
本編ディスク:本編(劇場公開版)
特典ディスク1:本編(ディレクターズカット完全版)
特典ディスク2:予告集、未公開㏚コメント映像、『3年目のデビュー』大ヒット記念LINE LIVE
封入特典:ジャケットサイズポストカード集 20枚(上写真)

監督:竹中優介
出演:日向坂46

発売元:TBSテレビ
販売元:ソニーミュージックソリューションズ

公式サイト https://hinatazaka46-documentary.com/

©2020 映画「3年目のデビュー」製作委員会