日向坂46初のドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」のBlu-ray&DVDが、1月20日(水)に発売。発売を間近に控え、日向坂46の濱岸ひより、渡邉美穂が作品への思い、見どころ、さらに2021年の抱負などを語った。

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2020年8月7日に劇場公開され、コロナ禍の中でも3カ月におよぶロングランとなるヒットを記録した本作。2019年2月に「けやき坂46(通称:ひらがなけやき)」から改名し、華々しいデビューを飾るも、日々拡大するグループの人気、その裏側に隠れたメンバー一人一人の苦悩…自分たちだけの名前を手に入れてからもなお、常に危機感を持ち、日向坂46としての魅力を探し求める彼女たちの姿が描かれている。

今回発売されるBlu-ray&DVDの豪華版には、119分の劇場公開版の他、173分にもおよぶディレクターズカット完全版も収録。ほか、予告集、未公開PRコメント映像、大ヒット記念LINE LIVEなど特典が盛りだくさんとなっている。

発売を前に、濱岸、渡邉にインタビューを実施。作品への思い、メンバーならではの見どころなどを教えてもらった。二期生が語る「3年目のデビュー」とは…。

■映画公開で応援してもらっていると改めて感じた

――大ヒットとなった「3年目のデビュー」ですが、周囲の反響はいかがでしたか?

渡邉:家族や友人が「映画を見たよ」って連絡をくれたんですが、そんな身近な人たちも映画館まで見に行ってくれたんだな、応援してもらっているんだなと、改めて感じることができました。

濱岸:私も友達から「見たよ」という報告をもらいました。あと、ポスターとかを見ると(映画に出演した)実感が湧いたというか、うれしかったですね。

――映画を見た時、メンバー内でも盛り上がったそうですね。

渡邉:初めての鑑賞は、メンバー全員集まっての鑑賞だったんですけど、メンバー間でしか分からないような、身内ネタって言うんですかね?(笑) 「あの時、こんなことあったよね」とか、映画には映っていない思い出話までいっぱい出てきました。映画をきっかけに思い出すこともたくさんあったので、映画を見たからこそかなって思いました。

濱岸:3年って長いと思っていたんですが、実際に映画を見ると「これ最近じゃない?」みたいな部分が多かったです。でも、みんなの髪形が変わっているなど、懐かしい気持ちにもなりました。

――まもなくBlu-ray&DVDが発売となります。

渡邉:映画館で見た方も「あのシーンをもう一回みたいな」とか「もっとよく見てみたいな」とか、そういうのがあると思うので、ぜひ何回も巻き戻ししてみたり、一時停止してメンバー一人一人の表情を見たりとか(笑)。私がファンだったらそういうことをやりたいと思うので、ぜひ皆さんにもやっていただきたいです。

濱岸:DVD発売を聞いた時は、本当にうれしかったです。次のステップに進む時に見返すことができるのがいいなって思います。

■「青春の馬」振り入れでのメンバー号泣

――見てほしいシーンはありますか?

渡邉:私は「青春の馬」の振り入れを初めてするところです。ダンサーチームの皆さんが私たちの前で踊ってくださった時にメンバーみんなが大号泣というシーンがあったんですけど、あの時のことは今も鮮明に覚えています。

(休業していた)ひよたん(濱岸)が復帰するというシングルの収録曲なんですが、ひよたんと小坂菜緒が二人で踊るダンスパートとかを見たり…表には出さないですが、メンバーにしか分からない悩みや葛藤などを感じていたことがあって、あの時期にそのモヤモヤが晴れたというか、また新しい自分たちの一面を見せられる楽曲なんだろうなって、みんなが感じて。一人一人の表情を見てもいろいろ感じていたことが分かるので、そこはぜひ注目してもらいたいです。

濱岸:私も同じところになるんですが、私自身がすごく悩んだ時期だったので、見返すと自分でも涙が出そうなくらい感動したというか、こんな時期もあったなと今では思えるんですけど、そこは注目してほしいポイントです。

――濱岸さんは休業、復帰という場面が収められていますね。

濱岸:すごく悩んだ時期で、たくさん迷惑を掛けてしまったんですが、これからみんなに迷惑を掛けないように…ファンの皆さまとか、スタッフの皆さんにもたくさん迷惑をお掛けしてしまったので、少しでも恩返しというか、成長したなと思ってもらえるように、これから頑張っていきたいです。

――お二人は二期生ですが、映画では加入前のことなど初めて見た部分もあったと思います。

渡邉:「あの時、あんなことあったよね」とか、一期生の方から話では聞いたことがあっても、改めて映像で見るというのは初めてでした。

私たちは一期生の皆さんが土台を作ってくださったところに入って活動が始まったので、(長濱)ねるさんと共にゼロから作り上げるというところを見て、より一層先輩方が築き上げてきたもののすごさ 、重さというのを知ることができました。

濱岸:私は(上村)ひなのが(三期生として)一人で入ってきてくれたところを見て、すごく感動しました。先輩ばかりという中で、私たちに「振りを教えてください」とか言いづらかったと思うんですけど、何曲も短期間で振り入れをしたり…すごく大変だったと思うので、そういう場面を見ることができて、改めて感動しました。

――Blu-ray&DVDの豪華版特典には、佐々木美玲さん、潮紗理菜さん、渡邉美穂さんによるLINE LIVEが収録されているそうですね。

渡邉:「3年目のデビュー」の見どころなどお話しました。私だけ二期生だったんですが、一期のお二人から私たちが入る前の話を直接お聞きすることができて、知らないこともたくさんあったんだなと思いました。

お話をしていること以上にもっといろんなことがあったと思うんですけど、先輩から聞く言葉の重みというか、普段活動している中ではなかなか知ることができない部分もあるので、この「3年目のデビュー」という映画があって、いろんなシーンがあって、そういう貴重な機会があって良かったなと思います。

■濱岸ひよりが対談したい人

――2021年の個人の目標を教えてください。

渡邉:2020年は自粛期間があって、その中で趣味や自分はどういうことが好きなんだろうって改めて掘り下げることができたので、2021年はさらにそこを深めて、さらに広げていきたいなと思っています。

このお仕事はありがたいことに好きなことや好きなものを発信したら、それがお仕事につながることもあるので、好きなことを自分から発信して、魅力をたくさんの方に広めることができたらいいなって思います。

――1月10日放送の「日向坂で会いましょう」(テレビ東京)で発表された占いで、渡邉さんは「自分の好きなものを発信でき、生きがいを感じられる」と言われていましたね。

渡邉:私はバスケが好きなので、何か発信できたらなって。あと、映画を見るのがめちゃめちゃ好きで、今年は映画をたくさん見るというのも密かに目標にしているんです。そういうところもお仕事につなげていけたらいいなと思います。

濱岸:18歳の誕生日の時に「小さな幸せをたくさん見つけたい」という目標を立てたので、それを目標に頑張りたいです。17歳の時は周りへの感謝が足りないというか、当たり前じゃないことを当たり前と思ってしまっていたので、周りのことも見ることができてなかった。だから、小さくても感謝の気持ちを見つけて、幸せだなと思えることを増やしていきたいです。

お仕事ではアニメや漫画、宝塚歌劇が大好きなので、少しでも関われたらなって。アニメの主題歌を歌わせていただいたり、コラボグッズとか作れたらうれしいです。

宝塚はいつか対談ができたらなって思っています。花組の柚香光さん、水美舞斗さん、希波らいとさんが好きで…。

渡邉:いっぱい出てきた(笑)。

濱岸:花組がすごく好きなんです。

――日向坂46メンバーの中に宝塚が好きな人は?

濱岸:最近、(佐々木)久美さんがすごく行きたいと興味を持ってくださっているので、ぜひ一緒に行ってもらいたいなって思います(笑)。

日向坂46を世界へ

――では、グループとしての2021年はどんな年にしたいですか?

渡邉:まず一番に思うのは、この日向坂46という名前をもっともっと世間の方に知っていただくということ。これはデビューした時からメンバーみんなが思っていることです。

そして、それぞれ個々の能力を伸ばせたらいいなと思います。ありがたいことに2020年は本当にいろんなお仕事をメンバーそれぞれがやらせていただいたので、2021年はもっともっと伸ばして、一人一人がやりたいことをかなえていけば、グループの魅力も増すと思うので、個の力を伸ばしつつ、グループ力も上げていければいいなと思います。

濱岸:大きな夢だとは思うんですけど、世界の皆さまに知っていただける大きなグループになりたいなと思っています。英語や中国語がしゃべれるメンバーもいるので、日本だけではなくて世界に知っていただけるグループになりたいです。

――では、最後に読者へメッセージをお願いします。

渡邉:この「3年目のデビュー」という映画は、けやき坂46時代のことはもちろん、日向坂46としてデビューしてからの私たちの姿、変化、成長なども見られるし、この映画に収められている姿から、私たちはさらに変化、進化していると思うので、今の私たちとも見比べていただけたらいいなって思います。

そして、この映画を見て私たちのことをもっともっと知っていただきたいし、愛して、応援していただけるようなグループになりたいと思っているので、ぜひ何度も見返していただきたいです。

濱岸:この3年間はすごく長かったような短かったような、いろいろ考えたり悩んだり、たくさんメンバーと笑ったり…この映画を見ていただけると、日向坂46らしさというか、いつものハッピーオーラだけじゃなくて、本当に仲が良いことが分かるし、めちゃめちゃいいなと思っていただけると思うので(笑)、ぜひBlu-rayやDVDでも見ていただきたいです!

日向坂46の濱岸ひよりと渡邉美穂が「3年目のデビュー」Blu-ray&DVDの見どころを語った