アイドルグループの日向坂46がこのほど、日本テレビのバラエティ番組『全力! 日向坂46バラエティー HINABINGO!2』(15日スタート、毎週月曜深夜1:29~ ※関東ローカル)の初回収録に参加。シーズン2は、涙と笑いが入り乱れる幕開けとなった。

  • (前列左から)金村美玖、齊藤京子、丹生明里、小坂菜緒、小籔千豊、河田陽菜、加藤史帆、東村芽依 (後列左から)佐々木久美、井口眞緒、潮紗理菜、富田鈴花、高本彩花、上村ひなの、高瀬愛奈、濱岸ひより

■小籔「思ったよりもええ企画」

今年2月に「けやき坂46」から改名した同グループが、4月から体当たりで挑んでいる『HINABINGO!』が、7月クールも継続することが決定。初回の企画は、メンバーが感謝している人に向けて歌を贈る「全力熱唱!日向坂46あなたのために歌いたい」で、全員が夏らしい浴衣姿で収録に臨んだ。

トップバッターは加藤史帆で、感謝の相手は佐々木久美。加藤は「つらい時とか楽しい時とかずっと一緒にいるので、一番私のことを分かってくれてるんですけど、私は普段『大好き』とか言えないタイプの意外とシャイな人間なので、この機会に久美に感謝を伝えたいなと思って、ぴったりな曲を見つけました」といい、「久美がもし男の子だったら、久美と結婚してます」と、その強い思いを表現した。

当の佐々木は「私への思いをあまり口に出してくれないので、不安で(気持ちが)一方通行かなと思うときがあるんですけど、今すごい泣きそうです」と、歌の前から感激の様子。そんな佐々木に向けて加藤が選曲したのは、西野カナの「Best Friend」だ。

MCの小籔千豊から「(歌)うまいやろ」とプレッシャーをかけられる中、加藤は佐々木への思いを込めて熱唱。歌の前からウルウルだった佐々木は、聴き終わると「めっちゃうれしかったです。あらためて歌詞がすごくいいなと思いました」と涙で、歌った加藤も「久美の顔見てたら歌詞がリンクして、後半泣きそうになっちゃった」と感極まっていた。

これには毒舌の小籔も「思ったよりもええ企画ですね」としみじみ。その後も、金村美玖が丹生明里へ、小坂菜緒が宮田愛萌へ、上村ひなのが渡邉美穂へ、河田陽菜が濱岸ひよりへ感謝の気持ちを歌に乗せると、いずれも涙で思いを伝え、涙で受け止めていった。

  • 上村ひなの

■齊藤京子、無表情から…

そんな感動の雰囲気を一変させたのは、最年長の井口眞緒だ。小籔にいきなり「痩せました!」と絡みだし、歌も「自信あります」と胸を張る。感謝の相手は齊藤京子で、「私がバラエティでスベったりしたときも、京子は誰よりも笑いすぎっていうくらいたくさん笑ってくれて、私が苦手なアイドル活動のときは、一番近くで見てたくさんアドバイスをくれたりして、3年以上もそばにいて支えてきてもらった京子に、まだ誰にも言っていないことがあるので、今日はその思いを歌いたいです。郷ひろみさんの『言えないよ』」と流れるようなトークで、自分から曲紹介まで言い切った。

しかし、自信があるはずの歌声は、アイドル活動が「苦手」と言うとおり放送事故スレスレで、その一定すぎる音程に小籔は「ボロボロの軽トラでベタ踏みやった」と表現。これまで感謝される側は全員号泣だったが、齊藤は終始無表情で、ついに耐えきれなくなると井口からマイクを奪い取り、これがお手本と言わんばかりに熱唱することになった。

こうして完全にバラエティの空気に変わった中、最後に登場したのは東村芽依。小籔に「泣き虫」と呼ばれる彼女が感謝を伝えたい相手は…。涙と笑いが入り混じった収録は、最終的に予定時間を1時間超えるほどの盛り上がりとなっている。

  • 東村芽依